神戸大学大学院 人間発達環境学研究科
神戸大学 国際人間科学部
発達障害心理学(赤木和重)研究室
本研究室では,発達障害のある子どもたちの発達的理解を重視して研究を行っています。発達的理解とは,子どもの行動を「できる/できない」「よい/よくない」とみるのではなく,「その行動をとらざるをえない子どもなりの理屈」を大事にしつつ,「その子が変わりゆく」まなざしを手放さない見方です。
具体的には,「問題行動をどうなくすか」という視点では研究を行いません。そうではなく,「問題行動をとらざるをえない子どもの理屈」「問題行動の先にある子どもの姿」を大事にして研究を進めています。
代表的な仕事として,『目からウロコ!驚愕と共感の自閉症スペクトラム入門』(単著,全障研出版部)があります。
同時に,このような子どもの発達的理解からみえてくる「新しい教育のかたち」についても考えています。大人目線で,「これがよい教育だ」と語る前に,子どもたちが,今の授業や学校をどうとらえているのかを明らかにします。子どもたちの視点に学びながら,これからの教育,とくにインクルーシブ教育について構想しています。
代表的な仕事として,『アメリカの教室に入ってみた:貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育』(単著,ひとなる書房)があります。
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【お知らせ】
2020. 5. 21 研究室HPを開設しました!
【活動予定】
2021.2.13 新刊『子育てのノロイをほどきましょう:発達障害の子どもに学ぶ』(日本評論社)が発刊されます。